臨床実習 (作業療法学専攻)

様々な臨床実習体験を通して、人間理解を深め専門性を高める。

作業療法学専攻 臨床実習内容
1年臨床実習Ⅰ・Ⅱ(見学・地域)

臨床実習Ⅰでは病院・施設、臨床実習Ⅱでは、通所・訪問リハビリテーションにおける作業療法を見学することで、病院や施設、地域での作業療法士の役割と責任を学びます。また、1年次に学んだ医学的な基礎知識が作業療法士の仕事にどのように関わっているのかを理解します。

3年臨床実習Ⅲ(評価)

学内で学んだ作業療法評価の知識、技術を中心に実習指導者の指導のもとで実際の対象者にそれを応用し、実際の知識や技術として学びます。検査測定技術の学習だけでなく、評価を通して全体として対象となる人を理解することを目的とします。

3年臨床実習Ⅳ・Ⅴ(総合)

作業療法についての知識、技能の学習の総決算として、実習指導者の指導のもとで対象者の評価、治療目標と治療計画の立案、治療実践、治療効果判定という一連の作業療法過程を実施します。 臨床実習Ⅳ(総合1)では、作業療法評価によって対象者の課題を明らかにし、それに対して必要な治療計画を立案することが主な目的となります。 臨床実習Ⅴ(総合2)では、作業療法評価で立案された治療計画に基づいて治療を実施し、実施された治療による効果を考察することで、治療の内容を再度検討できることを主な目的とし、卒業後の臨床活動に直結した作業療法実践を学びます。

作業療法学専攻 臨床実習日程

臨床実習施設訪問

今の私に何が足りないのか。実習は、自分の課題に気づくための時間です。

<実習先>医療法人社団主体会 小山田記念温泉病院(臨床実習IV)

小山田記念温泉病院勤務
平成25年度 作業療法学専攻卒業(第4期生)
三重県立四日市商業高等学校卒業
作業療法士堀内 友理

現在は、主に症例患者様の評価、治療を行っています。実習でまず感じたことは、自分の知識不足。患者様から質問された時、答えに迷う こともありました。もっと勉強して、しっかり説明できるようにならなければと強く感じました。一方、成長を実感できる部分もあります。たとえば、患者様に気持ちよく取り組んでいただくためには、どうすればよいのかを考えるようになったことです。いろいろ試みる中で、自分の中の引き出しを増やすことができました。私がめざすのは、患者様の症例だけでなく、患者様の気持ち、今後の希望、家族のことなどを理解した上で、何がベストなのかを考えられる作業療法士。私が関わることで、元気になったり、安心したり、そんな精神的なケアもできるよう人間的にも成長していきたいと思います。

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