山下 英美[作業療法学専攻]
先日(9/3),本学の学生さん9名,教職員2名と一緒に,清須市防災訓練に参加しました。 この訓練は清須市が主催し,消防団・自衛隊・警察署・電気ガス水道各社・中学校や高校も参加する,大規模な訓練です。東海地震を含む南海トラフ地震により,清須市に震度6弱の地震が発生したとの想定で行われました。本学も昨年から参加し,消防署の方々や保健師の方々とともに,トリアージ訓練と応急救護訓練を行いました。(訓練の詳しい内容は,昨年のコラム<H27.9.13「清須市防災訓練に参加して」山下>をご覧ください。) 今年も事前に三角巾の扱い方を練習し,本番に臨みました。 学生のみなさんは,次々担架で運ばれてくる負傷者役の方々を前に,はじめはどうしたら良いのか戸惑っている様子でしたが,時間が経つにつれ,練習の成果を発揮し,手際よく三角巾を巻く姿が見られました。また,負傷者役の中学生に対して,目線を合わせ声かけし,真剣な表情で記録をとる様子も見られました。中には,消防隊の方の指導の元,負傷者役の方の体に触らせてもらって,全身状態の診かたをマンツーマンで教えていただけた学生さんもいました。 訓練後には,「バイタルサインを見ることの重要性が分かりました。」「体の事をもっと学びたいと思いました。」「必要な情報を聞き出すのが難しかったです。」というような感想が述べられ,皆さんとても良い経験ができたようです。 訓練の他にも,自衛隊による足湯の体験や,カレーライスや蒸しパンの炊き出しの試食もあり,暑い日差しの中でしたが,大変有意義な一日でした。 熊本地震,各地の台風や豪雨の被害を見聞きするにつれ,自然災害が起こった時,自分に何ができるのか考えさせられます。 本学の学生さんが日々学んでいるリハビリテーションの知識は,災害が起こった際,自分を含めた多くの人々に大変役立つものです。そういう意味でも,学生のみなさん,勉強頑張りましょう!!私は,非常持ち出し袋の中身を早速確認します!! (1年前に参加した時もそう思ったのに,結局そのままになっていました…反省) 災害は明日来るかもしれません。本当に気を引き締めて,準備・訓練に取り組まなくてはと,気持ちを新たにした1日でした。 詳しくは、ゆうあいブログへ
教員リレーコラム