教員リレーコラム

「学問のすすめ」のすすめ・5

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

このタイトル、ついに第5弾になりました。 福沢諭吉が著した「学問のすすめ」の中で、 心に残ったところ(☆)をあげて、 思ったことをつらつら書いてみます。 ☆蟻の門人となるなかれ (宮津の訳:蟻のように、食べるだけのために働くようにはなるな) ☆学問に入らば大いに学問すべし。農たらば大農となれ。商たらば大商となれ。 (訳:勉強するために学校に入学するなら、大いに勉強するべきである。 農業をやるなら、大農家になりなさい。 ビジネスをやるなら、大社長になりなさい。) 私の大学入学式で、 当時の学長は、医療職を目指す私たち新入生に対し、 「医療職に三流なんてありえない。一流の医療者になりなさい」と述べられました。 一流の医療者を目指して、しっかり学んでください、という教戒でした。 その言葉に鼓舞され、「勉強しよう」と誓ったことを今でも覚えています。 そんなこともあって、 若い医療専門職を目指す皆さんには、大きな目標を持ってほしいと思っています。 PTたらば大PTとなれ、OTたらば大OTとなれ、です。 過去に、謝恩会で「打倒!宮津先生!を目標にする」と卒業生が言っていましたが、 その目標は余りにも低すぎます。 ・理学療法の新しい治療システムを開発する。 ・有名な作業療法士になり、大女優と結婚する。 ・日本一高い治療技術を持ち、患者さんが全国から集まってくる作業療法士になる。 ・歌って踊って、対象者を笑顔にする理学療法士になる。 (私が考えると、俗なのしか浮かばない・・・) 若い皆さん、志は大きく。 そして、その志をかなえるファーストステップとして、 本校を卒業するのであれば、教員冥利に尽きます。 さて、さすがに、このシリーズ、飽きましたね。 終わりにしましょう。 今後は、一万円札を見ながら、 福沢諭吉の考え方に思いをはせたいと思います。 (福沢諭吉にたくさん会いたい…)
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