教員リレーコラム

第52回日本理学療法学術集会に参加して・2

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

おっと、コラムの締め切りだ。 書くこと考えてなかった。 先回のコラムで、 日本理学療法学術集会で発表したことを書きました。 そういえば、感じたこと、他にあった。 よし、今回は、他の発表を聞いて思ったことを書きます。 まず、一つ目。 動物実験や培養細胞を用いた理学療法研究が、増えました。 私が20歳台のころ、理学療法学会で培養細胞を用いた研究発表をしたときは、 培養細胞を使った研究報告は他にありませんでした。 今回の学会では、動物実験や培養細胞を用いた口述研究発表の会場は満員でした。 さらに、会場内では、生理学会かと見間違うほど活発なディスカッションが繰り広げられ、 隔世の感がありました。 細胞生理学的な知識を持つ理学療法士が多くなりました。 理学療法の効果を、細胞レベル、組織レベルで解明しようとする研究者が増えています。 また、研究内容が広がっています。 入力が、運動刺激でなく、感覚入力であったり、 出力系を、情動、認知機能、行動変容などに着目した報告も多く、楽しい! どれも動作と関連が深いです。 新しい概念の理学療法が、今後、定着していくでしょう。 理学療法は幅広いです。 しかも進歩しています。 しっかり勉強していかないとついていけませんね~。 井の中の蛙にならないよう、 若い人は、どんどん学会に行くといいと思います。
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