三位一体の組織創り
【清須市民げんき大学】第4期生入学式と体力測定会
6月18日(木)
令和2年度(第4期生)清須市民げんき大学の入学式を執り行いました。
今年後は、23名の方々がご入学されました。
やる気に満ち溢れた方ばかりで、今後の活動が楽しみです。
げんき大学学長石川清先生の式辞
「皆さん、清須市民げんき大学へのご入学おめでとうございます。
本学を代表してご入学を心から歓迎したいと思います。新型コロナウイルスの影響で、ここ数か月間、皆さんは大変、不安な憂鬱な日々を過ごされたことと思います。多くの方が、精神的にも肉体的にも元気を失われていたのではないかと推察しています。新型コロナウイルスの不安はまだまだ続くと思いますので、しばらくはコロナとともに、ウイズコロナの考え方で、新しい生活様式で乗り切らなければならないかと思います。しかし、気分的には、この清須市民げんき大学をきっかけとして、皆さんが、今までの不安・憂鬱を吹っ飛ばして、心身ともに元気を取り戻していただくことを願っています。
さて、げんき大学の説明の前に、少し学校法人佑愛学園の説明をさせていただこうと思います。学校法人佑愛学園は創立してから40年近くの歴史がありますが、現在、3つの組織から成り立っています。
中心となるのは、、愛知医療学院短期大学というリハビリに特化した短期大学、理学療法士と作業療法士を育成する大学です。そして、付属の施設として教育、研究、臨床の場としての、ゆうあいリハビリクリニック・ゆうあいデイケアセンターがあります。クリニックでは内科、整形外科、外科、小児科のドクターが診療を行っていて、一般のクリニックやデイケアと同じように、地域の患者さんや利用者の方々が利用されています。そして、もう一つの組織は、この四月に開園した附属のゆうあいこども園です。ゆうあいこども園には障害を持った子供さんを含めて約120名近くの子どもさんが通園しています。このこども園にも本学の学生や教職員が色々な形でかかわることになります。学校法人佑愛学園は、短大、クリニック、こども園の三つの組織が三位一体となって有機的に結び付き、社会に貢献することを目指しています。具体的には、お年寄り、学生、こどもの三世代が、お互いを思いやり、助け合いながら、日々日常の生活の中で交流する世界を創ることを目指しています。そして、この学校法人佑愛学園の一番主たるビジョンというのは、”地域のお年寄りを元気にすることによって”地域社会に貢献することです。これからの高齢化社会にリハビリは不可欠であり、そのためのリハビリの学生を育成することで、間接的にお年寄りを元気にすることになりますし、リハビリクリニック・デイケアでは、医療や介護を通して地域のお年寄りを直接元気にすることができます。また、こども園では、お年寄りが子どもたちと交流することで、お年寄りを元気にすることができます。 ”地域のお年寄りを元気にする”これが佑愛学園の最も大切なビジョンです。そして、そのビジョンを具体化しているのが、この清須市民げんき大学です。清須市民げんき大学は、今年で四期目になります。本学の設立の趣旨は、まず一つ目は、皆さん自身が、健康や介護予防に関する知識を広げ、運動を通して日常的に健康づくりを進めることです。二つ目は、皆さんが学んだ知識や技術を地域の高齢者の皆さんに広めていただくことで地域のお年寄りを元気にすることです。そして、三つ目は、その学びと活動を通して、皆さんの仲間同士だけでなく、本学の教職員や学生、こども、さらには地域の人達との繋がりを作っていただくことです。これからの皆さんにとって、いわゆるソーシャル・キャピタルという人との繋がりは非常に大切なことです。本学の設立の趣旨が、皆さんのこれからの人生の大きな生きがい・やりがいとなり、またそれが皆さんの健康長寿の源になることを願っています。最期になりますが、清須市民げんき大学での学生生活が、皆さんにとって有意義な楽しい学生生活になることを祈念して、ご入学に当たっての挨拶としたいと思います。本日はおめでとうございました。
最後に付け加えて、げんき大学で元気を出して、ウイズコロナを乗り切るために皆さんと一緒にエールを唱えたいと思います。」
「ウイズコロナを乗り切るためにげんき大学で頑張ろう!」
入学式後には、清須市高齢福祉課の幸村様を講師にお迎えし、「地域包括ケアシステムについて」の講義をしていただきました。
いつもグループワークを行っているところを、今回は感染予防として講義のみでしたが、とても有意義な時間になりました。
講義の後は、体力測定会を実施。
学生とコミュニケーションをとりながら行った体力測定は、笑顔や拍手が溢れる場になり、怪我をすることなく、無事終了することができました。
次回は7月2日。お会いできることを楽しみにしています。