教員リレーコラム

「プレミアムフライデーから考えること」

横山 剛[作業療法学専攻]

今年2月24日(金)からプレミアムフライデーが実施となりました。官民一連携体制で推進していくとのことです。月末の金曜日が対象で、通常よりも早期の退社が可能となる制度です。その取り組みの内容は、個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、 (1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる (2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる (3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる といった効果につなげていく取組(経済産業省HPより)、と説明されています。  この事をどのように人はどのように受け取るかは、千差万別であろうと思われます。何かしら自分への投資の時間、休息の時間、自分を充実させるための時間、などと受け取ることもできれば、仕事の時間が奪われて他の時に残業しなくちゃいけないからしんどい、家族サービスに時間を割かなきゃならない、お金が余計に必要だから面倒…、などと受け取ることもでき、様々であろうかと思われます。上記の(1)~(3)のように受け取り、積極的な意味で取り組めれば良いのかもしれません。物事を良いものとして受け取る時、それは良い結果になっていくのではないかと思います。  話は変わりますが、先月2月26日(日)は理学療法士・作業療法士国家試験の日でした。当日、私は今年度国家試験対策の担当者として受験される学生を引率してまいりました。これまで学習し受験に備えてきた学生の皆さん方、本当にお疲れ様でした。国家試験の結果がどうであろうとも、合格という目標を定め取り組んできた事は間違いのない事実です。結果がどうであろうともその結果の受け取り方次第で皆さんの前に道が開かれ、新しい歩みを始めていけると信じております。 最後に、卒業されました皆さん方のますますのご成長とご活躍を祈念しております。またお会いいたしましょう。
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