松村 仁実[理学療法学専攻]
理学療法学専攻の1年生も2月末から1週間の臨床実習が始まります。今は、試験週間に向けての勉強と実習に向けての準備で12月の年末なみの忙しさ。 学生のみなさんは、実習に向けて個人紹介表を書いていますが、なかなか日本語を書くのが難しいようで、書いてきたものを読むと何を言いたいのか分からない。自分のことや実習に向けての目標など、自分のことや考えを書くはずなのに、、、と思う。 話を聞いていると言いたいことは分かるのだけれど、そのようには書かれていない。そこに気づかない学生さんも多いと感じる。たしかに、自分が学生の頃も、「日本語はニュアンスで伝わるだろう」「こちらの意図を汲んでほしいよ」と思っていたことを思い出す。 人の文章を読んでいると、的確に表現する語彙力、文章力はとても大事。でもその前に、伝えたいことがまとまっているかがまず必要だと思う。 今回で言えば、書くべきもの(=自分)を見直して整理する作業ができていないのが原因の一つかとも考える。 この機会を通して、もう一度自分を見つめなおし、変化した自分に気づき、次のステップにつなげてくれよという思いで、今日も添削、、、。学生さんが、自身を知り、自身を正しく伝える日本語を使えるように、こちらも言葉を大切に使っていかなければと思わされる。
教員リレーコラム