教員リレーコラム

「きちんと逃げる」

松村 仁実[理学療法学専攻]

 新型コロナウイルスに加え、数十年に一度といわれる大雨による災害など日々大変な状況が続いています。  テレビで見ても自然の脅威を感じ、目の前の道路が水没した状態を想像すると恐ろしく思います。テレビやラジオで「命を守るための最善の行動をとってください」と聞くたびに、自分はこの状況であったらどのように命を守るか考えられていないことに気づかされます。幸いにもそのような状況下で聞いたことはありませんが、いつ自分の身に起こるかは分かりません。  防災気象情報には、いくつかの特別警報、警報、注意報などあります。それぞれに避難に関して取るべき行動が示されています。避難に関しては5段階の警戒レベルがあり、準備なのか、避難開始なのか、命を守る最善の行動をとるべきなのかなど、住民が取るべき行動として示されています。  これらの情報は気象庁や自治体から発信されるのですが、行動を開始するのは自分自身であることを自覚しました。脅威を感じた時に、何をもって避難を判断し、どこに避難するのかは日頃から意識することも、新しい生活様式の一部に入れておきたいと思います。  もし、自宅前が水没しなお水が流れ込んでいる状況としたら、どこへ逃げますか?  完璧な準備はありませんが、準備を怠らずいたいものです。 (参考:「避難勧告等に関するガイドライン」(内閣府)
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