「実践の学び合いの場として」今回卒業生および同窓会の皆様のご協力により、フレッシュ会員研修コースの番外編としての精神科領域のリハビリテーション(作業療法)研修会を設定していただきました。 ありがとうございます。教科書を読み、教えてもらえば即臨床で実践出来る、と言うものが少ないのが精神科領域であるだけに、事例検討をする事は非常に有意義であると思います。セラピストがどのような思いで作業療法を行っているか、患者様はどのような事を困難と感じているか、願っている事は何であるのか、など主観的な部分をも取り扱うのが作業療法です。「自己の治療的利用」という言葉があります。セラピスト自身が持つ特性が作業療法の中で活かされるのだという事です。ですからフレッシュなセラピストの方々が試行錯誤しながら、また意見交換しながら作業療法を進めていく中でご自身の特性に気づき、それを活かせるようになり、作業療法士としてのアイデンティティが確立されるのだと思います。講師として私も参加しますが、私が唯一絶対の答えを持っているのではありません。私という枠組みの中での思いや考えがあるのであり、そういった各自の思いや考えを伝え伝えられる事でより患者様の理解が進んできます。この事を通して勇気をもらう、後押しされる体験になると思います。実践の学びあいの場を今後も続けて生きたいと思います。
【卒業生研修会】フレッシュ会員研修コース
愛知医療学院短期大学と同窓会の共催で、卒業生を対象にした卒後教育としての研修会”フレッシュ会員研修コース”を開催しています。
今回は、卒業生のリクエストもあり、
「精神科領域のリハビリテーション(作業療法)」
というテーマで開催しています。
担当講師は、愛知医療学院短期大学の横山剛先生と、同窓会会員でもある高柳裕美先生です。
開催日時は、
第1回は、6月1日(土)19:00~21:00
第2回は、6月15日(土)19:00~21:00
の日程です。
今回の研修会は、受け身の講義形式ではなく、参加者から事例提示をしてもらって、それについて自由にディスカッションする形式で開催しました。
精神科領域のリハビリテーションは、その領域は非常に広く、臨床上の課題も多い分野です。同じような症例であっても、対象者の状態や、背景因子によって本当に多岐にわたっていて、卒業生も作業療法士として、いろいろと悩みながらも日々の診療に取り組んでいます。今回の研修会では、その悩みをぶつけながらも、経験のある先輩の話や、担当してくれた横山先生、高柳先生からのアドバイスなどを聞きながら、得られた知見も多かったのではないかと思います。
“フレッシュ会員研修コース”は、卒業生が日々の臨床の中での悩みをぶつけながら、明日から使える知識や技術を得られる場を目指しています。今後も多くの卒業生の参加をお待ちしております。
連絡先:愛知医療学院同窓会 事務局 ( 鳥居、加藤、松村、高柳 宛 tel.052-409-3311 )
【横山先生からのメッセージ】