教員リレーコラム

夏が来ると思い出す

鳥居 昭久 [理学療法学専攻]

夏休みが近い。 夏休みの前に試験期間も近い(笑)。 昔、夏休みの宿題といえば、理科の研究として、アサガオを育てた記憶がある。 夏休み前から学校で植木鉢にアサガオの種を植えて、 やがて、芽が出て、そしてツルが伸びていく…。 夏休みが始まると、その植木鉢を家に持ち帰って、続きを育てる。 そして、かわいい花が咲いて、その花を押し花にして、 その後、枯れた花の根本に種ができる。 夏休みの後に、 学校で黒い種の数を自慢げにしていた友だちを尻目に、 小さな押し花と、 数少ない自分のアサガオの種を、そっと見つめていたなあ…(笑)。 いつも、なんだか鈍くさくて、 何をやっても上手くいかないことが多かった幼少時代の夏休みの思い出です。 人生、その後も、同じように… なにかを達成するのに他人より遅くなることが多い。 なんでやろう…??? しかし、鈍くさいのは仕方ないこと。 鈍くさいなりに、前に進むしかない!…と思えるようになったのは歳を重ねてからです。 うちのヒヨコたちにも、 鈍くさい子もたくさんいる。 鈍くさくてもいいから、腐らずに、一歩一歩前に進もうね。 夏が来て、アサガオの花が、街角に咲いている。
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