加藤 真弓[理学療法学専攻]
つい先日の1年生の授業でのこと。 「社会人、医療人に必要な力(要素)って何だと思いますか? できるだけたくさん挙げてください」 まずは、3分間ほど個人で考えて書き出してもらった。結果、平均7個くらい。 次に、4人一組のグループになり、時間内に個人で挙げたものを共有した後、4人で力を合わせてできるだけたくさん書き出すことを10分ほどでしてもらった。 一番多く挙げることができたグループが発表をし、それをみんなで共有。グループで挙がった必要な力(要素)は平均して23,4個。 多くの人が挙げたのがコミュニケーション力。 その他、専門知識、技術、判断力、適応力、患者さんを第一に考える、相手のことを思いやる、正確な診断・治療、挨拶、笑顔、規則を守る、行動力、忍耐力、協調性などなど。社会人、医療人としての基礎となる、人として大切なことも含め全員分を合わせると、なんと100個を超えるワードが挙がった。 そして、その必要な力(要素)がどの程度備わっているか(発揮できているか)をセルフチェック。さてさて、どうだったかな…? ここでは、授業でのやりとりの詳細は割愛しますが、学生さん達には何かしらの気づきがあったと信じてます。信じたい(笑) 理学療法士、作業療法士になる上での専門的知識と技術は当然必要なのでしっかりと身につけ、人として、社会人として、医療人としての自分磨きも具体的な目標を持って取組んでくれることを期待していますよ。
教員リレーコラム