加藤 真夕美[作業療法学専攻]
子供がこの春、小学校に入学しました。 小さな背中には大きすぎるぴかぴかのランドセルを背負いながら 「行ってきまーす!」と元気に手を振る息子の後ろ姿を見送りながら 保育園の時は反対だったなあ…と しみじみ思いだしては少しさみしさを覚えるこの頃。 行ってきまーすと手を振り、強引に子供の手を引き離したのは 母の方でした。 そんな甘えん坊が大丈夫かと心配していたのもつかの間。 お兄ちゃん達において行かれまいと朝早く起き 学校から帰ると宿題を済ませ、明日の準備を自分でし始める姿に 母は感動しています。 もちろん「はい、やるよ」「行くよ」の一声は欠かせませんが。 成長と一言で言ってしまえばそれまでかもしれませんが 人はせざるを得ない環境に飛び込むとするようになるんだなあと また感動。 自分の求められている役割を自覚するというのはとても大切なことのようです。 作業療法をしながら感じていたことは、まさしく子育てにも通じていました。 本学にも様々な学生が入学し、そして卒業して新しい世界に飛び立っていきます。 各々がどのような役割を自覚し、どのような行動変容に繋がっていったのか とても興味のあるところです。 今感じている限界ラインも、環境や役割が変われば見事に変わるのでしょうね。 変化し続けましょうね。
教員リレーコラム