教員紹介

リハビリテーション学科 理学療法学専攻

特任教授

杉山 成司
すぎやま なるじSugiyama Naruji M.D.&Ph.D.

[学位・医療資格]
医学博士
医師
日本小児科学会専門医
日本小児神経学会専門医
[研究分野]
◇小児科学
◇先天性代謝異常症:診断法の研究、治療の開発、予防
◇代謝性筋疾患:診断、治療の開発、予防
◇カルニチン代謝

プロフィール

略歴
1974年 名古屋市立大学 医学部卒業
1974年 名古屋市立大学医学部小児科学教室 入局
1974年 一宮市立市民病院小児科 医師
1981年 愛知学院大学歯学部内科学講座 講師(小児科学)
1984年 名古屋市立大学医学部小児科学教室 助手
1996年 市立四日市病院小児科 部長
2003年 愛知学院大学歯学部内科学講座 助教授(小児科学)
2004年 愛知学院大学歯学部小児科特殊診療科 教授
2007年 愛知学院大学薬学部疾患病態学講座 教授
2008年 愛知学院大学大学院薬学研究科(博士課程)教授
2016年 愛知医療学院短期大学 リハビリテーション学科 特任教授
専攻分野

小児科学、先天性代謝異常症、代謝性ミオパチー

趣味

音楽鑑賞、演奏、時間が許せば旅行

研究内容

小児科学、先天性代謝異常症、代謝性ミオパチー

≪ 研究内容(概要)≫
故和田義郎教授(のち名古屋市立大学学長)のもとで先天性代謝異常症の研究に従事する。
1984年、先天性有機酸代謝異常症の一つプロピオン酸血症の治療薬としてカルニチン投与が有効であることを見出す。
1989年、全国のプロピオン酸血症とその関連疾患であるメチルマロン酸血症においてカルニチン療法の有効性を発表し、これによって1990年我が国でのL-カルニチン製剤が販売されることとなった。
並行して、抗てんかん薬や抗生剤の一部などでカルニチン欠乏症を起こす副作用があることを指摘してきた。
実際、2007年ピボキシル含有の抗生剤による脳症例を報告し、2012年日本小児科学会薬事委員会から本剤に対する使用上の注意喚起がなされた。
臨床的にも薬剤性低カルニチン血症については今後も継続課題と考えられる。

主な業績

担当教科

専門基礎科目 小児科学
内科学
公衆衛生学

受験生の皆さんへ

近年、高齢者や発達期に障害のある子どもなど、さまざまな支援や介護を必要とする人は確実に増えています。一方で核家族化も顕著になっています。このような状況下では、たとえ障害程度が軽いものであっても、専門的知識を持ったスペシャリストから手助けを受けることは、本人はもちろん周りの家族にとっても大きな喜び・精神的支えとなります。人を人として大切にする医療を実践する理学療法学、作業療法学の門をたたいてください。

在学生の皆さんへ

障害があっても分け隔てなく互いを尊重して暮らす共生生活の実現を目的とした「障害者差別解消法」が平成28年4月から施行されています。障害の対象者はpatientであると同時に同じpではじまるpersonでもあります。この精神を基盤としたスペシャリストをめざして日々学習に励んでいる諸君は、今の勉強が5年後10年後に必ず役立つ時が来るはずです。逆に、今努力しておかないとこの先充分に花が開かないかも知れません。Right now! お互い頑張りましょう。

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